情報論特講 (6回目) インターネットとネットワーク
インターネット
インターネットはネットワークのネットワーク
- 世界中の様々な機器が, → パソコン,サーバ,携帯電話,ゲーム機,家電など
- 様々な通信手段を使い,
→ 光ファイバ,電線,無線など
- 同じ通信規格によって
→ 機器の住所(IPアドレス)の割り振り データの分割方法など
- データのやりとりをしている状態
→ 文字,画像,音声,動画などのデジタルデータ
総務省 インターネットの仕組み「国民のための情報セキュリティサイト」
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/service/02.html
基本はクライアントとサーバ (例外あり) |
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パケット通信により同じ回線で複数の通信が可能 |
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TCP/IPというプロトコル(接続方式)で接続された機器の集合。インターネットで提供されるサービスとして,ホームページ(WWW)や電子メールなどがある。
ポイントは
- 接続する機器にはIPアドレス(8bit x 4)というネットワーク上の住所が割り当てられる(例:202.231.54.39)
- データを送信する側(サーバ)とリクエストを出す側(クライアント)で通信をおこなう(例外あり)。
例えばホームページを閲覧する場合は
- クライアント(202.231.54.90だとする)のブラウザにホームページアドレス(URL)を入力,リンクのクリック(例:http://www.biz-kpc.net)
- クライアントでURLをIPアドレスに変換する(www.biz-kpc.net → 203.145.245.121)。これはDNSという電話帳みたいな仕組み
- クライアントがサーバ(203.145.245.121宛)に,"ページのデータを送って"とリクエストを出す
- リクエストを受け取ったサーバは,データを小分けにして,クライアント宛にデータを送信する。小分けにされたデータ(パケット)にはすべてクライアント側のアドレスがついている。
- クライアントはパケットで受け取ったデータを組み合わせて,ブラウザに表示する
ネットワーク (TCP/IP)
Windows10では 設定→ネットワークとインターネット→イーサネット→アダプターのオプションを変更する
(Windows8以前は
コントロールパネル→ネットワークとインターネット→ネットワークと共有センター→アダプター設置の変更) から設定(もしくはタスクバーのネットワークアイコンを右クリック)
1) 設定するアダプタを右クリックしてプロパティ
2) インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IP)を選び,[プロパティ] → TCP/IPの設定
設定項目は以下の通り
項目 |
意味 |
IPアドレス |
その機器固有のアドレス(住所) |
サブネットマスク |
機器と同一のネットワーク範囲の指定(直接接続可能な機器の指定) |
デフォルトゲートウェイ |
LANより外部(インターネットなど)に接続する際の出入り口となる機器のIPアドレス |
DNSサーバー |
IPアドレスとドメイン名(www.k-kentan.ac.jp)の変換情報の問合せ先機器のIPアドレス(電話帳みたいなもの)。
優先(プライマリ)で参照できない場合,代替(セカンダリ)を参照する。 |
- 一般家庭など,「自動的に取得する」に設定する場合も多い。これは接続するネットワークのルータ(次回説明)等からTCP/IP情報を取得する仕組み(DHCP)。
- IPアドレスにはグローバルIP(世界中で固有)とローカルIP(LAN内で使う内線で通常は192.168.**.**を使用)がある。
- パソコンに限らず,ネットワークに接続する機器(ネットワークプリンタ,ゲーム機など)では,同様のTCP/IPプロトコルが使われることが多い。