情報科学概論 12/18

Web2.0,クラウド,ビッグデータ,IoT

Web2.0という言葉はもう流行っていない → ネット利用に際して,当たり前のものになった

2010年はクラウドが大流行 → 選択肢の一つとして確立され,定着した。

ビッグデータは2012年ぐらいから → 2013年頃から言葉としては流行し,定着しつつある

インターネットの歴史(超簡略版)

ウェブの大きな変化:企業・組織の宣伝(ネット上の壁新聞) → マルチメディア化と双方向性化

Web2.0

キーワード:口コミ,ロングテール 蛇足

クラウド

従来はローカル(手元の機器内やLAN内)で使用していたサービス(ソフト,OS,ハードといったレベルがある)をネット上で提供すること。

ビッグデータ

社会的,産業的に有益な情報となりうる巨大なデータのこと。

IoT

Internet of Things の略で "モノのインターネット"と訳される。コンピュータ,スマホといった情報機器だけでなく,従来はネット接続していなかった"モノ"(家電,商品,測定データ=センシングなど)をネットに接続することで,新たな価値を生み出すこと。

★ 平成28年度の情報通信白書(総務省)では,新たなICT(情報通信技術)の潮流として,IoT,ビッグデータ,人工知能(AI)が紹介されている。

  1. クラウドやIoTで様々なデータが集まり,ビッグデータとなる。
  2. ビッグデータをAI等を使って,有益な情報に加工する。
  3. 加工されたデータはクラウドを使ったサービスやIoTに反映される

といった流れ。平成29年度の情報通信白書(p44あたり)にも今後の展開が記述されている。 セキュリティの問題,プライバシーの問題などこれまでにはないマイナス面の解消も必要となってくる。

 


ネット検索に関する注意

ネット上の情報は,偏り,嘘,古い,といったことが混在している。特に技術発展が急速なICT分野では,数年前の情報も既に通用しないことが多く,検索の際に,新しい情報に絞り込むといい。

Googleの場合,検索後に [検索ツール] → [期間指定] で過去1年(1ヶ月,1週間といった指定も可能)や特定期間も指定も可能。


前回の授業の質問

Q1  スマホでマップなどのアプリを使うとバッテリーが切れやすくなるのですが,対策はありますか?
スマホの電力は,通信,動画再生などの負荷がかかると消費が高くなる。マップはあまり負荷が高くないと思われるが,表示されていないアプリが動いていないかどうか,確認。怪しいときは再起動すれば,治る場合もある。
Q2 プリンタのインクは何故そんなに高いのでしょうか?
プリンタのインクカートリッジはすぐなくなるのに結構高いですよね。なにか特殊なインクを使っているのでしょうか?
インクジェットプリンタのインクは,粒子が細かく,発色が良く,長期間経っても色あせないなど,様々な技術(EPSONキヤノン)が使われている。ビジネスモデルとしても,1回購入したらしばらく買い換えない本体より,定期的に購入するインクを中心に利益を考えていると思われる。