産業心理学(1) 授業概要
産業心理学とは?
産業における心理学。Industrial Psychology
- 道具やシステムの使いやすさを考える
- 最良の作業をするための環境を整える
- 職場組織の人間関係を改善する
- 職場における個人・集団のメンタルヘルス
- 販売,広告における心理学
など。人間工学的なアプローチと社会心理的なアプローチがある
人間工学とは?
人間(個人もしくはグループ)とシステム(物や環境や決まり事など)の関係を科学的に考えて,ムリ・ムラ・ムダを少なくすることで快適性と効率性をあげること.Ergonomics
または Human Factors (Engineering)
授業の資料 → http://www.biz-kpc.net/okamura/
電子メール → sansin@edu.k-kentan.ac.jp
岡村(俊)研究室 → 2号館1階
成績評価について
40点満点のレポート2回,授業でのリアクションペーパー(出席点)が20点
* 出席点(20点満点)は原則として,以下の通り(内容も加味する)
欠席1回→19点 2回→17点 3回→14点 4回→8点 5回→ -4点 6回→ -21点
シラバス
授業科目 |
産業心理学 |
担当者 |
岡村 俊彦 |
〔履修年次〕いずれでも履修可 〔学期〕前期
〔単位〕2単位 〔必修/選択〕選択 〔授業形態〕講義方式 |
テーマ及び概要 |
【テーマ】産業にかかわる心理学を多角的に学ぶ
【概 要】
産業におけるヒューマンファクター(人的要因)を多角的に考える。前半は主に労働者の心理的側面を対象とするが,人間の基本的な特性もとらえることで,コンピュータを始め,システムの評価など多方面への応用も可能となる。後半は消費者の心理を対象とし,購買行動に関する様々な要因を考えていく。
簡単な心理実験,心理テストなども織り交ぜていく予定である。
【到達目標】
商品,システム,労働環境を人間の快適性から評価し,改善を考えることができるようになる。また,購買行動に関わる心理を売り手,買い手の両面から考えることができるようになる。 |
(1) テキスト
(2) 参考文献 |
(1) プリントを配布,Webでも公開
(2) 特になし |
授業スケジュール |
第 1回 概要説明
第 2回 人間とシステムの関わり合い,精神作業:ヒューマンインターフェイスの概念と精神作業の種類と性質
第 3回 記憶と学習:記憶と学習のメカニズムと産業への応用
第 4回 ヒューマンインターフェイス1:ヒューマンインターフェイスの基本原則
第 5回 ヒューマンインターフェイス2:ヒューマンインターフェイスの事例紹介
第 6回 職場のストレス:仕事におけるストレスのメカニズムと対策
第 7回 仕事の成功と動機付け:成功,失敗の心理的要因と仕事に対するモチベーションの種類
第 8回 人間関係,労働時間:職場における人間関係。労働時間と仕事の関係
第 9回 ユニバーサルデザイン:UDの理論と実践例
第10回 広告の心理学:広告が視聴者にあたえる影響とメカニズム
第11回 購買心理:消費者の購買心理
第12回 販売,印象管理:セールステクニックと印章管理
第13回 人間のエラー:人間のエラーのメカニズムと対策
第14回 こころをはかる生理心理学:生理的現象の測定による心理状況の推察
第15回 まとめ |
成績評価の方法 |
レポート(通常のレポート2回分が80%,,授業ごとのリアクションペーパーが20% |