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特集：商経学科で |
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商経学科を卒業して，必ず取得できる資格は"短期大学士"です。これは2005年10月以降，短大を卒業したすべての人が自動的に取得するもので，その重みは"短大卒"以上でも以下でもありません。
短期大学士に関する文部科学省のサイト
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tandai/05080201.htm他に必ず取得できる資格というのはありません。また，商経学科では教員免許（本学では文学科と生活科学科生活科学専攻で取得可能）や栄養士免許（生活科学科食物栄養専攻で取得可能）といった専門職向けの資格（職に就くために必要な資格）も取得できません。商経学科では専門職（スペシャリスト）よりも"いろいろな仕事に対応できる人"（ジェネラリスト Generalistといいます)を目指しているからです。これは卒業生の多彩な就職先や高い就職率からも伺える事実です。もちろん，中にはプログラマなどのスペシャリストとして活躍する卒業生もいます。
実際にはほとんどの学生が情報関連や簿記関連を中心に複数の資格を在学中に取得します。授業と関連づけた資格を教員から勧められて取得する場合もあれば，みずから勉強して取得する場合もあります。いずれにしろ，就職に役立つ（履歴書の資格欄が埋まる）のはもちろん，学習の短期的，中期的な目標ともなります。資格取得が自分の可能性の確認（自信）へと繋がっていくのです。
多くの学生が取得するのは，日商ＰＣ検定（文書作成），日商ＰＣ検定（データ活用），日商簿記検定の３つです。これらはいずれも日本商工会議所がおこなっているものです。それぞれ対応した授業科目があります。
日商検定試験のサイト
http://www.kentei.ne.jp/日商ＰＣ検定（文書作成）は，ビジネスにおけるワープロ文書作成に関する技能と知識を問うものです。第一部では在学中に約８割の学生が３級に合格しており，そのほとんどは２年生の春以前，つまり就職活動前に取得しています。授業科目としては「情報リテラシー１」，「文書作成実習」が対応しています。第二部の学生が取得することも多くなってきました。（2014年度は2級を4名が取得，3級を52名が取得）
日商ＰＣ検定（データ活用）は表計算ソフトを用いた業務データの活用，取り扱いを問うものです。第一部では約三割の学生が在学中に３級を取得しています。授業科目としては「ＰＣデータ活用」，「ＰＣデータ活用実習」が対応しています。（2014年度は2級を2名が取得，3級を33名が取得）
日商ＰＣ検定はネット試験という形式でおこなわれ，試験直後に合否がわかります。鹿児島県立短大は試験会場に認定されているので，普段，授業で使い慣れている教室のパソコンで受験することができます。受験日も試験会場，つまり県立短大が決めることができるので，学生の進度，希望に応じて随時試験を開催しています。2014年度は8回実施しています。
日商ＰＣ検定のサイト
http://www.kentei.ne.jp/pc/簿記は企業の経理・会計から経営活動全般を明らかにするもので，日商簿記検定は簿記の技能を証明するものとして定評があります。「簿記論Ｉ」，「簿記論ＩＩ」といった科目が対応しており，多くの学生が３級を取得しています。少数ですが，２級を取得している学生もいます。
上記３つの資格の他に，多くの学生が取得するのは秘書検定です。また，在学中に英検２級，準２級を取得する学生もいます。少数ですが，情報系に関心のある学生がITパスポート試験を取得したり，法学系に関心のある学生が法学検定を取得することもあります。さらに，金融機関内定者や金融実務に関心がある学生を対象に，証券外務員二種資格取得のための科目も開講されています。
秘書検定のサイト
http://jitsumu-kentei.jp/HS/index
英検のサイト
http://www.eiken.or.jp/
ITパスポート試験紹介サイト
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
法学検定（日弁連法務研究財団）のサイト
http://www.jlf.or.jp/hogaku/index.shtml
証券外務員資格（日本証券業協会）のサイト
http://www.jsda.or.jp/katsudou/open/index.htmlもちろん資格がその人のすべてを表すものではありませんが，仕事や就職においては大きな武器になることは明らかです（日商PC検定取得を条件とする求人も年々増えてきています）。商経学科ではこれからも社会と学生が求める資格取得を支援していきます。
（文責：岡村(俊) 2007/06/15）
（最終更新：岡村(俊) 2015/03/30)
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